鉄骨造とは「鉄で出来た建物」ですが、より正確に言うと「鋼(はがね)で出来た建物」です。鋼とは純粋な鉄に炭素を主とする「合金元素」がごくわずか含まれたもので、身の回りで見かける「鉄」とはほとんどが「鋼」のことです。この鋼でつくった鉄骨を組み立てて建物を建てます。
鉄骨造(重量鉄骨造) 使用される鋼材が製鉄メーカーで品質管理されたJIS規格品であるため、強度や性能が均一で安定しています。木造に比べ柱間隔を大きくとれるので、開放的な大空間が可能となります。間取りの自由度が高く、耐震性にも優れています。ただし、火や錆に弱く、ヒートブリッジ(外部の温度が内部に伝わること)を起こしやすい為、壁の内部に結露が生じやすいといわれています。
鉄骨造(軽量鉄骨造) 重量鉄骨造と同じく鋼材の品質が安定しており、精度が高く、工期は短い。火や錆に弱く、ヒートブリッジを起こしやすいため、内部結露が生じやすい。重量鉄骨造とは、使用する鋼材の形状、厚さが異なります。比較的小規模の建物に採用されます。
※ヒートブリッジとは、建物の内外に温度差がありその温度差を維持して室内環境を適正に保とうとするとき、一様な性能を持つ断熱材を使用できない箇所では断熱材を適正に使用した部分に比べ熱貫流率が大きいため、これらの部分で内外の熱交換を引き起こす。他の部分に比べ多量の熱交換が行われる場合、その部分がヒートブリッジを引き起こしているという。 特徴
| 設計の自由度 | 軸組やラーメン工法の場合は木造軸組と変わりなく比較的自由度が高い、パネルの場合はパネルのサイズや配置のルールにある程度制約を受ける、ユニットは柱や梁で構成されるので開口部はふんだんにとれ、大空間も自在に作り出せる。 |
| 耐久性 | 大きな影響を及ぼすのが鉄のサビ、一般的に工場内で多重な防錆を行っている。 |
| 地震・耐火性 | 部材の精度が高く、鉄骨を基礎に一体化し、鉄骨同士をボルトで緊結しているので揺れに強い。準耐火もしくわ省令準耐火、高性能準耐火構造だが、コンクリート系の外壁材を用いた場合に鉄骨を被覆すれば耐火構造扱いとなる。 |
| 公庫融資額 | ・基本融資額/省令準耐・準耐火・高性能準耐火660万~1790万 ・返済期間/省令準耐・準耐火-最長30年 高性能準耐火-最長35年 耐火-最長35年 |
| 標準工期 | 約80日~120日 |