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細部まで行き届いたバリアフリー
1階の親世帯は、足が弱ってきたお母さんのために、細かいところまで配慮された住まいになっている。玄関ホールの一角にベンチが置かれ、手すりがさりげなく作られている。お母さんが、ラクに靴を履いたり脱いだりできるようにとの配慮から。
廊下の横に設けられた物入れの引き手は、すべてロングサイズ。このタイプなら、戸の開閉に力がいらず、しかもスムーズにできる。洗面所にもベンチと手すり棒。
1階のキッチンはL字型。前濱邸は、オール電化住宅で、調理器はクッキングヒーターなので、親世帯も安心だ。「お湯が早く沸きます」とは、お母さんの言葉。
高く広い窓の向こうはテラスになっており、こちらも開放的で明るい。
やさしいパステルカラーを基調にした2階のキッチン。落ち着いた木目を生かした1階のキッチン。同じ住まいでありながら、雰囲気もスタイルも異なる二世帯住宅の妙を感じる。「息子夫婦が一緒に住んでくれる。そのことが、すごくうれしいんですよ」というお母さんの一言が、前濱邸をより素敵に見せているキーワードかもしれない。

前濱邸DATA
- 床面積/219.46m2
- 主体構造/木造
- 設計・管理/KUROKAWA一級建築デザイン事務所
- 施工/(株)有田組、石崎安全硝子(株)、大田瓦工業、沖田塗装、旭インテリア、(株)水野工業所、谷澤鉄工所、双葉建設(有)、(有)龍野畳商会、(株)池久保電工社
- 主要メーカー/[キッチン]ナスステンレス、TOTO、[浴室]TOTO、[便器]TOTO、[洗面器]TOTO、[冷暖房設備]三菱、[給湯器]日立
- 主な仕上げ材料/屋根:石州瓦、外壁:セラスカケン吹付、壁:ケイソウ土、床:ナラ無垢材、天井:シナベニヤ、開口部:アルミサッシYKK

