【事例紹介】

広島の住まいづくりマガジン「自遊建築」事例紹介オーナーのこだわりが光るわがまま住宅:街並みを照らすサーモンピンクのワンルーム風一戸建て

街並みを照らすサーモンピンクのワンルーム風一戸建て


オーナーの想いと建築家の感性が、みごとに融合し傑作となった。

光の中に住む、という感覚

何より目を引くのは、リビングの窓代わりに使われているガラスブロックだ。家の前にマンションが建ち、周辺は交通量が多く、視線が気になる立地では、窓にするより、ガラスブロックが効果的だ。外からの視線は遮られ、太陽の光もふんだんに取り入れられる。「明るいというより、眩しいくらい」と笑うオーナーの言葉もうなずける。テラスも屋根にガラスが使われ、光がたっぷり射し込む。窓の数からは想像できないくらい明るく、開放的な空間になっている。


愛犬のために設けられた出入口が微笑ましい。

田原さんは琴をたしなむので、和室はぜひ欲しかったとか。障子を閉めると、また違った雰囲気に。

遊び心に溢れたインテリア

部屋を見回すと、木が豊富に使われている。杉、ナラ、ヒノキ・・・。清々しい気分になるのは、木のチカラか。また、仏壇を隠すためのロールスクリーン、食器棚などにピリッと効いた赤。外観でもスパイスのように使われている赤が、内装にもうまく取り入れられている。真っ赤な扉を開けると、食器が並んでいるなんて、ちょっと見ただけでは気づかない。キッチンでは、カラフルな棚が楽しい。きれいなパステルカラーが上から下まで並んだ棚の中には、オーブントースターやゴミ箱などが収納されている。和室の一角には、掘りゴタツ風の文机。手紙を書いたり、本を読んだり、落ち着いた時間を過ごせそうだ。ちょっとした所、ささいな部分に、遊び心が感じられる。

一戸建てのゆとりと、マンションの気軽さ。その二つが両立できた魅力的な住まいは、色のなかった街並みで、これからも輝きつづける。

パース