
鮮やかなオレンジを、クールなシルバーの外壁が中和。クドくなりがちな南欧テイストを、軽やかな雰囲気に見せている。
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思い入れのない場所はない。自分たちのお城がついに完成。
そして、平成17年の12月中旬、約1年半の歳月をかけたマイホームが完成。南欧をイメージさせる爽やかで明るい家だ。その軽やかな印象とは裏腹に、夫婦二人はもちろん、子供や将来同居する予定の親御さんの事も考えて、すみずみまで工夫したそう。例えば、広々としたリビングに続く和室は高さを上げて、椅子に座った時と同じ目線になるようにする。車椅子でも通りやすい広めの廊下やドアを選び、階段は踏み込みを深く傾斜は緩くした。床には温もりのあるナラ無垢材を使用したほか、素材は安全かつ温かみのあるものをチョイスした。「もう、全ての希望を実現できたと思います。思い入れのない場所はない、私たちの大事なお城です」と、満足そうな小國夫妻。

カウンターや出窓など、お菓子作りの道具などもしっかり置けるキッチン。カウンターの下は、分別ゴミのスペース。簡単に捨てられて、しかもお客様からは見えないようにという配慮。「キレイで使いやすく、気に入ってます」と奥様。

上にロフトがあり、天井が高いここがピアノ専用の場所。
「天井が高いから音の反響が良いんです。
綺麗な音だと実際より上手に聞こえるから不思議」。
要望は「自分らしさ」の表現。叶えば最高の住まいになる。
そんな小國夫妻にも、家が完成するまで気づかなかったことが一つある。
「それは家の中の景色がとても美しいこと。朝はカーテンの黄色を吸い込んだ光がリビングの白い壁をほんのり染めて、夕方になるとオレンジの光が床に映るのが綺麗で、感動すら覚えます」。念願のマイホームが完成し、一家の生活はどのように変わったのだろうか。
「私たちはいろいろ注文も多かったかも知れませんが、要望って結局、自分たちがどう暮らしたいか、何を大事にするかだと思うんです。それを夫婦で話し合って、プロの力をお借りして全部叶えたわけですから、新生活は快適そのものです。変わったというより、やっと自分たちらしく暮らせるようになったと言ったほうがしっくりきます」とご主人。特に、現在専業主婦である奥様は、お菓子づくりが好きになり、料理のレパートリーも増えたと嬉しそうに語る。
「以前のアパート住まいでは、キッチンが狭くて使いづらかったんですよね。それに、子供が家の中を駆け回っても他の住人の迷惑になる心配もないし。目の届く場所でのびのび遊んでいるのを見ながら、家事がすべてこなせるので私も自分のペースで暮らせます。あ、変化と言えば、夫の実家からピアノを持ってきたので独学でピアノを弾き始めたんです。あまり上達しませんが」と少し恥ずかしそうに笑う奥様。
「私はやたら掃除をするようになったのが変化といえば変化かな?以前は気にならなかったホコリや髪の毛も、すぐ拾ってゴミ箱に捨てます」とご主人。手入れの行き届いたお家を、娘さんが素足で駆け回る姿が何とも微笑ましい。

